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セロー225W(ヤマハ)

ヤマハ/セロー225W

セロー225Wは、扱いやすさとシンプルさを兼ね備えたセロー225からリアブレーキのディスク化等、モデルチェンジを行って登場した。810mmという低いシート高は、どのレベルのライダーでも安心感が高く、キックが主流の中でセルを装備している点は心強いものだった。

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リアのディスク化等で熟成されたマウンテントレール「セロー225W(4JG)」

1985年に登場したセロー225(1KH)は、扱いやすさ、シンプルさ、低いシート高で乗り手を選ばず、女性やビギナーはもちろんのこと、ベテランライダーからも支持されたのは周知の通り。1986年6月には、ダンピングアジャスター付きフロントフォーク、ブリッジ付きハンドル、ステンレスメッシュのブレーキホースを装備したYSP仕様も発売された。さらに、1989年発売モデル(1KH-034101〜)からはセルを装備し、タンク容量を7.6リットルから8.8リットルに増量。そして、1993年にリアブレーキのディスク化等でモデルチェンジして登場したのがセロー225W(4JG)となる。

1990年代前半は、シート高が高く、排気量が250ccでハイパワーのフルサイズモデルが4スト・2スト共に充実していたが、セロー225W(4JG)のような低いシート高で、200ccクラスと言えばジェベル200(SH42A)や、ストリート系として人気になる前のTW200(2JL)くらい。気軽なオフロードバイクを求めると、必然的にセロー225W(4JG)に絞り込まれてくるというわけである。810mmという低いシート高は、どのレベルのライダーでも安心感が高いし、キックが主流の中でセルを装備している点は心強いものだった。

1997年にチューブレスタイヤとなったセロー225WE(4JG)が登場し、今では中古車の台数はこちらの方が多いものの、いくつか台数限定のスペシャルモデルが追加されたセロー225W(4JG)も、まだまだ楽しめるモデルである。ウッズランを想定した扱いやすいつくりは、市街地でももちろん乗りやすい。この時期に新登場したTT250Rのようにエンデューロレースで勝つことを想定したコンセプトとは異なり、自然と一体化できるマウンテントレールとして楽しめる1台である。