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XR BAJA(ホンダ)

ホンダ/XR BAJA

ホンダの専売特許のような形となった「丸目2灯」のイメージを受け継いで1995年に登場したのがXR BAJAだ。先代のXLR BAJAや他のライバル車はハンドルマウントのため、ハンドル回りの軽快感は一枚上手。ただ、先に登場していたTT250Rレイドの16リットルタンクに対して、XR250と同じ9.7リットルタンクだったため、ツーリング指向はやや弱かった。しかし、翌年の1996年には14リットルへとビッグタンク化し、同時にXRバハ専用シートも採用。サスセッティングも変更し、XR250とは少しずつ差別化が図られていった。

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デュアルライトの伝統を受け継いだツーリング・オフ「XR BAJA・XRバハ(MD30)」

大型ライトを装備したオフロードバイクの先駆けとなったXLRバハ・XLR BAJA(MD22)。XLR250Rの派生モデルとして1987年12月に登場し、モンキーやディオでも「バハ」が登場するなど、「丸目2灯」と言えば「バハ」といったイメージがすっかり定着した。後に登場するTT250Rレイドやジェベル250といった他メーカーのツーリングモデルは大型丸目1灯ライトであり、ある意味「丸目2灯」はホンダの専売特許のような形となったわけだ。そのイメージを受け継いで登場したのが1995年のXRバハ(MD30)である。

同時に登場したXR250(MD30)をベースに、フレームマウントのライトステーを採用し、そこにデジタルメーターとφ150mmの丸型ライト2灯を装備。先代のXLRバハや他のライバル車はハンドルマウントのため、ハンドル回りの軽快感はXRバハが一枚上手。ただ、先に登場していたTT250Rレイドの16リットルタンクに対して、XR250と同じ9.7リットルタンクだったため、ツーリング指向はやや弱かった。しかし、翌年の1996年には14リットルへとビッグタンク化し、同時にXRバハ専用シートも採用。サスセッティングも変更し、XR250とは少しずつ差別化が図られていった。

この形が最終モデルまで大きく変更されることはなく、XR250が2003年に倒立フォーク化&外装デザインの変更を受け、XR250モタードが追加された際にも、XRバハはφ41mm正立フォークのままでカラー変更に留まり、「バハ」としてのスタイルを完結することになる。もとはバハカリフォルニア半島を走破する「バハ1000」の参戦マシンを意識したデュアルライトだったが、ツーリング時の大きな武器となり、ホンダのオフロードバイクのひとつのキャラクターとなった。XRシリーズは終了となり、2012年にはCRF250Lへとスイッチしたが、XRスピリッツとツーリングでの使い勝手を優先するなら、迷わずXRバハを選択すべきだ。