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マジェスティ250C(ヤマハ)

ヤマハ/マジェスティ250C

マジェスティ250Cは、アメリカンやストリート・トラッカー系で当たり前となっていたカスタムの流れを受け、モデルチェンジしたマジェスティ250ベースのカスタムモデルとして登場した。ビッグスクーターの入門用やセカンドバイクとしても最適な一台。

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圧倒的な台数を誇る純正カスタムスクーター「マジェスティ250C(SG03J)」

1995年に登場したマジェスティ250(4HC)の人気と、その影響力は大きかった。後のビッグスクーターブームに発展し、また、今では当たり前となっている「ビッグスクーター」というひとつのカテゴリーの形成にまで至ったからだ。ホンダやスズキも後を追うようにフォーサイト(MF04)やスカイウェイブ250(CJ41A)を発売すると、すでにアメリカンやストリート・トラッカー系で当たり前となっていたカスタムの流れがビッグスクーターにも波及。そういった市場の動向を受け、メーカー純正カスタムのスカイウェイブ250タイプS(CJ42A)や、そのOEMモデルのカワサキ・エプシロン250(CJ42B)が登場し、ヤマハもモデルチェンジしたマジェスティ250(SG03J)ベースのカスタムモデルである「C」を発売させた。

本来、カスタムは自分好みのパーツを購入し、他人とは違うバイクに仕上げることや、自分で装着する楽しみを味わうものだったはずだが、ビッグスクーターカスタムで必須となっていたパイプハンドルやメッキミラー、ショートスクリーンを標準装備とし、また、カラーリング等で標準モデルと差別化を図るなど、大きな部分で出来上がっていたのが、「完成品のカスタムを楽しむ」という時代のニーズにマッチしたのだろう。実際、SG03J型マジェスティシリーズの大半がマジェスティ250Cで占められていたということからも、その傾向が伺える。

スタンダードとABSモデルが廃版となり、グランドマジェスティ250(SG15J)や3代目マジェスティ250(SG20J)が登場しても、マジェスティ250Cだけはラインアップから外れることなく、シリーズ中、最もロングセラーのモデルとなった。2000年代後半にはブームも落ち着き、ビッグスクーターの傾向も高級志向や高性能な方向へシフトしてきた。そんな中だからこそ、マジェスティ250Cに手軽さや気軽さ、親近感を覚える方も多いはずだ。中古車の数も圧倒的に多いため、ビッグスクーターの入門用やセカンドバイクとしても最適な一台だ。