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TW225E(ヤマハ)

ヤマハ/TW225E

TW225Eの元を辿れば、1987年に登場したTW200となる。TW200はXT200の195ccエンジンを搭載した車体に超ワイド、超ファットなタイヤを装着。トレックライドとはまた違う、趣旨の異なる「道なき道」を分け入ることを想定したコンセプトで登場した。その様相はストリートカスタムが確立された1990年代後半に変化。ブームを受けてヤマハは丸型ライト、小型ウィンカーを装備したTW200Eを発売。オフロードではなくストリートモデルとしての進化をスタートさせた。2002年にはセロー系のエンジンを搭載し排気量をアップ。2008年に生産終了となったTW225Eへとつながったのである。

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オフロードからストリートへとユニークな進化を遂げた「TW225E(DG09J)」

2007年に20周年記念モデルが登場したTW225E(DG09J)。元を辿れば1987年に登場したTW200(2JL)となる。XT200の195ccエンジンを搭載した車体に、フロント130/80-18、リア180/80-14という超ワイド、超ファットなタイヤを装着。セローシリーズのトレックライドとはまた違う、趣旨の異なる「道なき道」を分け入ることを想定したコンセプトで登場したモデルだ。冒険家・風間深志がTW200で北極点に到達したのは知る人ぞ知る事実で、本来はオフロードで実力を発揮するモデルといえる。

その様相が変化したのは、ストリート系、スカチューンといったカスタムが確立された1990年代後半から。それらのブームを受けてヤマハは丸型ライト、小型ウィンカーを装備したTW200Eを発売。後にそれがレギュラーモデルとなり、オフロードではなくストリートモデルとしての進化をスタートさせた。カスタムTWがドラマで採用されたことから、その人気に拍車がかかり、2000年にはフロントがディスクブレーキとなったTW200E(DG07J)が登場。そして、2002年にはフルモデルチェンジでセロー系のエンジンを搭載し排気量をアップ。2008年に生産終了となったTW225E(DG09J)へとつながっていくのだ。

車体構成など基本的な部分は変わらないものの、角型ライトから丸型の小型ライトへ、ブロックタイヤから亀甲パターンのオンロードタイヤへ、ドラムからディスクブレーキへ、そして200ccから225ccへと排気量をアップし、オフロードでの性能ではなく、ストリート(オンロード)での快適性を求めて「進化」してきたTWシリーズ。発売当初もユニーク、その後も本来の趣旨から離れたユニークな進化を遂げ、他のモデルでは見られない独特さが伺えるのがTW225Eといえるだろう。排ガス規制をクリアし再登場することを期待したい。