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XR400モタード(ホンダ)

ホンダ/XR400モタード

スーパーモタードイメージの中型スポーツバイク。エンジンはCB400SSベースの扱いやすい特性であるが、ミッションのギア比を専用設計とし若干チューニングされている。コンペモデルと違い、セルスターター付き。外装デザインは基本的にXR250モタードと共通で、それぞれでカラーリングやグラフィックが異なる程度のため、一見するとXR250モタードなのかXR400モタードなのか分からないほど。2007年にはゴールドホイールと新ツートーンシートが採用され高級感がアップ。実質、これが最終モデルとなる。

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伝統あるシリーズの400ccモタード「XR400モタード(ND08)」

1990年代から2000年代へと、年を追うごとに車種やバリエーションが縮小してきた400ccクラス。車検のなく気軽に乗れる250ccと、免許取得が容易になった750cc&リッタークラスに挟まれて、やや中途半端なポジションになってしまったことは否めなく、ネイキッドとアメリカンがメインの車種構成も魅力に欠ける要因のひとつとなっていたはずだ。そんな400ccクラスに、やや先行して発売されたDR-Z400SM(SK44A)と並び、XRモタードシリーズの長兄としてXR400モタード(ND08)も登場。新たなカタゴリーの追加でこれからのスタンダードになるか!との期待も高かった。

ベースとなっているのは1995年に初登場したエンデューロレーサーXR400R(NE03)で、DR-Z400S(SK43A)のような公道モデルが存在していたわけではない。エンジンは空冷のRFVCはそのままにキャブの口径やミッションを変更するなど、出力は40psから30psに抑えられ、ライバル車のDR-Z400SM(SK44A)と比べるとアンダーパワーとなった。一番のポイントとなる足回りは、XR250モタードと同様に倒立フォークを採用。これに、フロント3.00、リア4.00幅の17インチホイールを組み合わせ、セミダブルクレードルフレームとスイングアームを強化するなど、オンロード走行に合わせて最適化されている。

外装デザインも基本的にはXR250モタードと共通で、それぞれでカラーリングやグラフィックが異なる程度のため、一見するとXR250モタードなのかXR400モタードなのか分からないほど。2007年にはゴールドホイールと新ツートーンシートの採用で少々高級感が増した。実質、これが最終モデルとなり、そのまま販売終了となってしまうが、これは250のXR・XLRシリーズと合わせて歴史ある伝統のシリーズ、RFVCエンジンが販売終了となってしまったことでもあり、XRシリーズのファンにとっては非常に残念だったに違いない。