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GSX-R1100(スズキ)

スズキ/GSX-R1100

GSX-R1100は、GSX-Rシリーズのフラッグシップモデル。1986年に油冷エンジンを搭載して登場し、1993年には水冷エンジンへと変更された。他にもTSCCや、オイルジェットピストンクーリングシステム、などを採用し、軽量化と高強度が図られた。

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水冷化されたGSX-Rシリーズのフラッグシップ「GSX-R1100(GU75A)」

スズキ・レーサーレプリカの象徴である「GSX-R」の名が登場したのは1984年のGSX-R400(GK71B)からとなる。その後、1985年には750ccクラスとしては初のレーサーレプリカとなる油冷エンジンのGSX-R750(GR71F)が登場。そして、GSX-RシリーズのフラッグシップとしてGSX-R1100(GU74A)が1986年に登場し、1987年にGSX-R250(GJ72A)が加わったことで、4つの排気量カテゴリーでGSX-Rが出揃ったことになる。GSX-R750とGSX-R1100は他メーカーにはない「油冷」でしばらく展開していくことになる。

しかし、1992年にGSX-R750がフルモデルチェンジし水冷化(GR7BC)すると、1年遅れでGSX-R1100も水冷エンジンを搭載(GU75A)。ピストン裏側へ直接エンジンオイルを噴きつけ冷却を促すオイルジェットピストンクーリング等を採用、エンジン幅は57mm詰められ、ヘッド高も62mm低くなり、コンパクト化された。最高出力は155ps、とその頃のライバル車を上回るスペックを誇った(CBR900RRが124ps、FZR1000が145ps、ZZ-R1100が147pd)。また、パワーウェイトレシオはCBR900RRを上回る1.490で、まさに市販車最強と言えるモデルだった。

アルミのダブルクレードルフレームは前モデルから剛性アップ、倒立フォーク・リアサスともに初期荷重と伸圧減衰力が調整可能で、右側に大きく補強が入ったアルミスイングアーム、前φ310mmフローティングディスク+トキコ6ポットキャリパー、後φ240mmディスク+対向2ポット、前120/70-17&後180/55-17のタイヤといった車体&足回りで、まさにスズキのフラッグシップを担う装備がおごられた。GSX-R750程レーシーではなく、どちらかと言えばツアラー寄りのGSX-R1100は、マイナーチェンジはあったものの、大きな変更はなく販売終了。次世代の最速ツアラーGSX1300Rハヤブサ(GW71A)にバトンタッチしていくことになる。