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OEMで実現したスズキ250cc唯一のモタードモデル「250SB(LX250L)」

オフロードバイクの派生モデルで、当時はスーパーバイカーズと呼ばれた「スーパーモタード」。そのパイオニアが1998年のDトラッカー(LX250E)であり、ライバル車のホンダ・XR250モタード(MD30)が登場したのは2003年、ヤマハ・XT250X(DG11J)は2006年と、かなり出遅れた。それまでの間はDトラッカーと、そのOEMモデルとして2002年に発売されたスズキ・250SB(LX250L)の独壇場となっていたわけである。2000年代に入り、ようやく「モタード」が定着してきた感があるが、それを先取りしていたのがDトラッカー&250SBなのである。

250SBが登場した2002年頃は、まだジェベル250XC(SJ45A)やジェベル200(SH42A)といったオフロードバイクがあり、これらをベースとしたモタードモデルを発売しようと思えばできたはずだが、「Dトラッカーのスズキ版」である250SBを発売し、後にも先にもこれがスズキ250cc唯一のモタードモデルとなった。ベースはDトラッカーそのもの、外装・カラーリングが異なるのみなので、カスタムパーツ等はもちろんDトラッカー用が使え、レースを前提とすればKLX300R系のエンジンパーツを組み込めるのも魅力である。

2004年にはDトラッカーと同時に250SBもマイナーチェンジ。ライトカウル、シュラウド、リアフェンダー等を一新し、スズキカラーであるイエローは2003年から引き続き設定。フロントフォークのアウターチューブをブラックアルマイトにし、Dトラッカーのゴールドと差別化を図った。また、リアホイールのリムサイズを3.50-17から4.00-17へとワイド化している。タイヤサイズは130/70-17のままだ。OEMが解消され、2006〜2007年には販売終了となっているが、登場から約4年前後と短期間のラインアップだった希少感は高い。スズキファンならDトラッカーではなく250SBを選択したいところだ。