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ZRX400(カワサキ)

カワサキ/ZRX400

ZRX400は、水冷エンジンを搭載し、ローソンレプリカを彷彿とさせるスタイリングで登場した。空冷風のシリンダーフィンや、大型オイルクーラー風に処理されたラジエターなどの採用で、ネイキッドらしさを重視した外観となっている。

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ミドルクラスで往年のローソンレプリカを再現した「ZRX400(ZR400E)」

1989年に登場したゼファー400(ZR400C)によって「ネイキッド」がひとつのカテゴリーとして確立されたのはご存知のとおりだが、その後のCB400SF(NC31)、XJR400(4HM)、GSX400インパルスといったハイパワーかつスポーツ性を重視したモデルの追随で、空冷でアンダーパワーのゼファーの人気が危ぶまれたのも事実。そこで登場したのが、水冷エンジンを搭載し、ローソンレプリカを彷彿とさせるスタイリングのZRX400(ZR400E)だ。

1993年にモデルチェンジしたZZ-R400(ZX400N)ベースの水冷DOHC4気筒エンジンをリセッティングし、空冷風のシリンダーフィンや、大型オイルクーラー風に処理されたラジエターなどの採用で、ネイキッドらしさを重視した外観に。また、最大の特徴とも言え、当時のライバル車では見られなかった角型ライト+ライトカウルや、スタビライザー付きの丸パイプタイプのスイングアームはまさに往年のZ1000Rそのもので、ゼファーがZ1・Z2を強くイメージしたのと同様に、ZRX400でも名車のコンセプトを再現した形だ。

1998年には別体式のアルミサイレンサーを採用したマフラーに変更され、フロントブレーキにはTOKIKOの6ポットキャリパー、前後偏平ラジアルタイヤの採用で、よりスポーツ性が高められた。また、キャブにはスロットルポジションセンサー(K-TRIC)が採用されたことで扱いやすさも向上。さらに、2004年にはサイレンサーの形状変更、イモビライザーの標準装備などさらなる充実化が図られ、ビートのサイレンサーを装備したARK限定車も限定発売された。

ZRX400からスタートしたZRXシリーズは、翌年にはノンカウルのZRX?が追加され、1997年には兄貴分のZRX1100が登場。ZRX1100は2001年にZXR1200RとZRX1200Sへと進化した。ZRX400とZRX?は2008年発売のモデルで終了となったが、2009年2月に登場したZRX1200ダエグによってZRXシリーズの血統は受け継がれている。