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バルカン400(カワサキ)

カワサキ/バルカン400

バルカンと言えばVツインエンジンを搭載しているモデルである事を思い浮かべる人が多いと思うが、実は最初は並列2気筒エンジンを搭載している。低速も厚く、ベルトドライブを採用しているのが特徴。その後、VN400A型になってからカワサキ400ccクラス初のVツインアメリカンモデルとなった。車格もバルカン800と共通。フロント21インチホイールやボトムリンクサス、リジッド風スイングアームなど、最後発だけに他モデルよりも洗練された印象となった。

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カワサキ400ccクラス初のVツインアメリカン「バルカン400(VN400A)」

1987年にはXV400ビラーゴ(2NT)、1988年にはスティード400(NC26)といったVツインアメリカンが登場していたが、400ccクラスのアメリカンモデル=「Vツインエンジン」が定着したのは1990年代に入ってかのこと。これら2車種に続き、1994年にスズキ・イントルーダー400(VK51A)が登場したことで3メーカーのVツインが出揃い、いよいよカワサキもとなったところで、バルカン400(VN400A)を投入してきた。

カワサキと言えば並列エンジンが主流で、VN400A型の前モデル、EN400B型のバルカン400は同じアメリカンでも「ハーフニンジャ」と呼ばれる並列ツインエンジンを搭載し、正確には「アメリカン」ではないが、同時期にラインアップしていたエリミネーター400(ZL400A)は並列4気筒エンジンで、VN400A型がカワサキ400ccクラス初のVツインとなる。V型エンジンそのものは1985年のVZ750ツインがカワサキ国内初となる。

輸出モデルとして登場していたバルカン1500クラシック(VNT50D)、バルカン800/クラシック(VN800A)と共通のデザインで、バルカン800のストロークはそのままに、ボアを小さくしてスケールダウンしたエンジンを搭載したバルカン400は、車格もバルカン800と共通。フロント21インチホイールやボトムリンクサス、リジッド風スイングアームなど、最後発だけに他モデルよりも洗練された印象となった。

標準のプルバックハンドル仕様に加え、フラットハンドル仕様の「2」もラインアップし、1996年にはフロント16インチホイールにディープフェンダーを採用した「クラシック」を追加。この頃からアメリカン系は主流がクラシックタイプへと移っていき、ホンダがシャドウ400(NC34)、ヤマハがドラッグスター400/クラシック(4TR)を登場させる中、スタンダードのバルカン400は生産終了。クラシックと1999年のドリフター(VN400D)の2車種構成となる。