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FX400R(カワサキ)

カワサキ/FX400R

1980年代半ばから各メーカーから多数登場した400ccクラスのフルカウル、レーサーレプリカのカウルレスモデルのカワサキ版がFX400Rだ。エンジンのリファインや低重心化が施され、市街地での乗りやすさが向上された。

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名車「FX」の名を受け継いだGPZのカウルレスモデルが「FX400R(ZX400D)」

1980年台半ばから、400ccクラスでもフルカウル、レーサーレプリカが多く登場し始めた。ホンダのCBR400R(NC23)、VFR400R(NC21)、ヤマハのFZ400R(46X)、FZR400(1WG)、スズキのGSX-R400(GK71B)、そしてカワサキのGPZ400R(ZX400D)、GPX400R(ZX400F)などだ。それぞれに同系エンジン搭載のカウルレス(ネイキッド)モデルもラインナップし、ホンダのVFR400Z(NC21)、ヤマハのFZ400N(46X)、スズキのGSX400Xインパルス(GK71E)がそれに当たる。カワサキではFX400R(ZX400D)となるわけだ。

「FX」と言うと、400ccクラス初のツインカム4気筒として登場した名車、空冷2バルブのZ400FX(KZ400E)を思い浮かべるが、FXの名を受け継いだFZ400Rは、GPZ400Rベースの水冷4バルブDOHCエンジンを搭載。GPZ400Rのアルミフレームに対し、独特の構造のスチール製角パイプフレーム(ダブル・トライアンギュレーティッド・ペリメターフレーム)を採用した。また、大径ダブルディスクブレーキ、前後16インチホイール、ユニトラックサスなど、当時の最新装備を満載。フレームマウントされた角型のヘッドライト、3連メーターなどが特徴的だった。

1989年にはエンジンをリファインし、従来の最高出力59psから57psに下がったものの、扱いやすい特性に。独自のディメンションで低重心化されていることも相まって、市街地での乗りやすさを向上させた。同年にはネイキッドブームの火付け役ゼファー400(ZR400C)が登場するものの、1990年代初めまでラインナップし続け、ZXR400(ZX400L)のネイキッドモデルとも言えるザンザス(ZR400D)の登場とともに姿を消すことになる。