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ワンクラス上の車格を誇る125ccアメリカン「エリミネーター125(BN125A)」

全体的に見て、125ccクラスのモデルのラインアップが少ないのは、今も昔も変わりはない。主流はスクーターで、アメリカンとなると本当に数える程だ。また、カワサキの125ccクラスも種類が少なく、一番人気のKSR-2やKDX125SRが最も代表的な車種と言える。400ccクラスや大型クラスでアメリカンが充実してきた1997年、そんなカワサキが登場させたドラッガースタイルのアメリカンがエリミネーター125だ。すでに、400cc以上ではバルカンシリーズにスイッチしていたが、250ccではエリミネーターのラインアップが続いており、それを受け継いだ末弟となる。搭載されたエンジンは新設計の空冷SOHC2バルブ単気筒で、それまでのどのモデルにもなかったものだ。スズキのマローダー125の場合はGS125EやGN125E系の流用であるが、新設計としたエリミネーター125は、タイカワサキで生産され、世界各地への展開を睨んだものだったのだ。

時代の流れとともに、2001年にはKLEENの搭載で排ガス規制に適合、2003年には静粛性を高めることで平成13年に騒音規制に適合させ、この影響で最高出力や最大トルクがダウンしたが、後に登場する兄貴分のエリミネーター250Vと共通の外観デザイン、1クラス上の車格を誇るドラッガースタイルは、2008年のラインアップ終了まで大きく変わることはなかった。フラットハンドル、フォワードコントロールステップ、大型のサドルタイプシートによってゆとりのライディングポジションを実現し、わずか680mmのシート高と、左右40度のハンドル切れ角で、街中での取り回しも良好。「普段の足」としても十分使えるモデルだ。2002年にKSR110、2009年にKLX125・Dトラッカー125が加わり、エリミネーター125も含めて、数少ないながらも、カワサキの原付2種クラスは個性的なモデルが揃っている。