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モトクロッサーKX125ベースの公道レーサー「KDX125SR(DX125A)」

原付1種と軽二輪(250cc)が1999年9月、原付2種と小型二輪が2000年9月で排ガス規制を受け、この時に多くの2ストモデルが生産・販売終了となった。KDX125SR(DX125A)もそのひとつで、数少ないカワサキの125ccクラスのモデルがラインアップから消えたことになる。オフロードバイクとして見ても125ccクラスは少なく、ホンダCRM80(HD12)とスズキTS125R(SF15A)はひと足先に消えてしまったため、1999年台末で存在していたのがヤマハDT125R(3FW)とKDX125SRのみだった。

KDX125SRが登場した1980年台末から1990年台初めはモデルチェンジが相次ぎ、DT125RはYZレプリカ的なものからセル、大型ライトの装備でストリート指向に、スズキのRA125はTS125Rへフルモデルチェンジ、そして、カワサキのKMX125がKDX125SRへと次世代モデルへ進化している。KDXシリーズの特徴として、KDX200SR、KDX250SR、KDX220SRともにエンデューロレーサーの「R」が存在することが挙げられるが、KDX125SRのみモトクロッサーKX125をベースとしていることから、エンデューロレーサーは存在せず、公道モトクロッサーと言ってもいいスペックを備えていた。

その証拠に、後に登場するKDX220R・KDX220SRのフレームはKDX125SRをベースとしたもので、エンジンはかなりの部分でKX125と互換性を持ち、モトクロスやエンデューロの市販車クラス、125ccクラスではKDX125SRがかなりの台数を占めていた。販売終了から約10年後、4ストモデルではあるが、125ccクラスに新たなオフロードモデルKLX125(LX125C)が登場し、カワサキのみならず、125ccクラス、オフロードのカテゴリーで見ても新風が吹いた。これを機に、以前の125ccモデル、特に本格的な走りが楽しめるフルサイズの2ストモデルに目を向けてみるのも面白いだろう。