公開日: 2025/12/11

エンジン全バラバラ点検で完全リフレッシュ♪

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こんばんは、オオガキです!

本日は ホットロッドカスタムショー明け、最初の営業日 ということで、朝からまずはイベントの後片付け作業からスタートいたしました。

ブースの備品整理や車両の点検など、やることは多いのですが、どれも先日の楽しい時間を思い出しながらの作業でしたので、つい余韻に浸ってしまいます。会場で過ごした数々の瞬間がまだ頭から離れず、スタッフ一同しばし思い返しながらの1日となりました。

とはいえ、気持ちを切り替え、しっかりと日常の業務へ戻らなければなりません。明日からはまた通常モードで頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

ところで、実は私たち遠藤自動車サービスには、年内にもう一つ参加予定のイベントがあります。それは 今週の日曜日に開催される『キシチューブミーティング』 です。このイベントは今回で 第5回目。ありがたいことに、私たちは 初回から皆勤賞で参加 させていただいておりまして、今回も出店させていただく運びとなりました。

毎回、会場のあたたかい雰囲気や来場者の皆さまと交流させていただく時間がとても楽しく、今回もまたワクワクしながら準備を進めています。天候次第ではありますが、当日は 約5台ほどの車両を展示 する予定です。

さらに、普段は店頭販売を行っていない パーツ類の販売も一部実施 する予定で、こちらも楽しみにしていただける内容になると思います。会場へお越しの際は、ぜひぜひ 遠藤ブース にお立ち寄りください!皆さまにお会いできることをスタッフ一同、心より楽しみにしております。

では、本日の工場をお見せ致します♪

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■ 1980年式ショベルヘッドと判断
エンジン刻印からすると、こちらの車両は 1980年式ショベルヘッド と判断できます。ただし、内部の部品が必ずしも同じ年式とは限りません。この年代のハーレーは長い年月を経て乗り継がれ、修理を重ねているため、複数年式のパーツが混在していることは珍しくありません。特に年式にこだわるお客様の場合は、“分解・点検済みの車両” を選ぶことが唯一の確実な方法 と言えるかもしれません。

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■ 分解が進むほど見えてくる問題点
エンジンを開けていくと、多くの個体で「その場で発見」されるトラブルが次々と見えてきます。長年の振動や整備の影響で 多くのネジ山が損傷 しており、修理が必要な箇所がほとんどです。一般的には リコイル(ヘリサート) を用いて修復しますが、それでも対応できない場合は、一度溶接で穴を埋めるその後、新たにネジ山を切り直すという、手間と技術を要する工程が必要になります。

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■ エンジンマウント部も溶接修理
エンジンとフレームを固定する大切な部分である エンジンマウント部 も、損傷しているケースが非常に多く、今回も例外ではありませんでした。割れを溶接修理し、寸法を整えなおして再度穴あけ加工を行いました。

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■ クランクレースのガタ — 高難易度の修理

クランクシャフトのベアリングレースが ガタついている状態 だったため、こちらの修正は必須となります。ショベルヘッドにおいて最も難しい修理のひとつですが、当店では多数の経験がありますので、確実に仕上げてまいります。

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■ シリンダーヘッドの弱点(マフラー取付部)

シリンダーヘッドのマフラー取付部は、ショベルヘッド最大の弱点とも言える部分 です。3台に1台は修理しているのでは?と感じるほど、割れや変形が日常的に発見される場所で、今回もやはり修正が必要な状態でした。

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■ ピストンは珍しく純正品

分解してみると、ピストンは珍しく 当時の純正品のまま でした。大きな傷は見られず、状態としては良好な部類です。このまま使用できる可能性もありますが、最終判断はこれからの 精密計測 にて決定いたします。

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■ ミッション内部ではケース割れを発見

ミッションを分解し始めると、キックペダルシャフトが収まる ケース部分にひび割れ を確認しました。これもショベル年代ではよくあるトラブルで、溶接修理を施す場合もあれば、カバーごと新品交換 という選択肢になることもあります。
エンジンやミッションを全分解すると、長い年月を走ってきた証が至るところに現れます。実は、分解しなければ「意外とそのまま走れてしまう」ことも多く、致命的な症状が出るまでは現状維持で乗り続けているケースも少なくありません。しかし、一度ばらしてしまった以上、徹底的に直してあげることがベストな選択肢 となります。そのため、修理内容によっては 大きなご予算が必要 となる場合もありますが、確実で安心して楽しめるショベルを作り上げるために、丁寧に進めてまいります。

工場内をウロウロ歩っていると、とてもカッコイイ角度でスタンバイしている一台がいらっしゃったので撮ってみました。女性オーナー様である車両ですが、車両自体はとてもシブくワイルドです!

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日本国内で初めての車検を受けるためには「事前審査」という書類審査の申請が必要になりますが、本日はそのための 写真撮影作業 を行っていました。何気ない作業のひとコマではありますが、ふと車両を見た瞬間に思わず「かっこいいな」と感じ、思わずカメラを向けてしまいました。今回の車両は、車体全体をピカピカに磨き上げるのではなく、金属の無骨さをあえて残し、荒々しい質感をそのまま表現したスタイル で仕上げています。素材そのものが持つ魅力を“楽しむ”というコンセプトです。低く長く、地を這うようなシルエットは、とても個性的で存在感があります。決して乗りやすいポジションではありませんが、そのワイルドさこそがこのバイクの魅力でもあります。もしこんなスタイルのカスタムバイクを、女性のライダーがさらりと乗りこなしていたら……それはもう、かっこいいとしか言いようがありません。

ではでは、年末まであと3週間ほどとなってきましたので、急ピッチで毎日を詰めていきたいと思います(^^)v

遠藤自動車サービス

遠藤自動車サービスは創業1974年。常連様から初めてのお客様まで、接客態度に変化なし!当たり前のことを当たり前にする、ハーレーダビッドソン専門店です。店内には常時約100台のカスタムハーレーを販売しております。

当店ではヴィンテージカスタムハーレーを中心に取り扱っております。お好みの車両が見つからない場合はゼロからお作りするプランもございます。初めての方はカスタムハーレーについて分からないことが多くあると思いますが、どんな些細なことでもお気軽にご相談下さい。現車を目の前にゆっくりとお話頂き、お客様の疑問を一緒に解決させて頂けましたらまことに幸いなことです。

ご契約から納車、その後のアフターサポートまで可能な限り全国対応させていただいております!突然の故障やメンテナンス等の不安も無料技術サポートをご利用いただけますので、お気軽にご相談ください。

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