ウエストコーストチョッパーズのガソリンタンク！

お客様からお預かりした「ウエストコーストチョッパーズ（West Coast Choppers）」のガソリンタンクの交換作業を開始いたしました。このガソリンタンクは、長らく市場から姿を消していたもので、通常ではまずお目にかかれない希少パーツです。お客様ご自身が丁寧に探し出し、手間ひまかけて当店までお持ち込みいただきました。その熱意とこだわりに、オオガキは深く感動しております。

見たことあるっていう方もいらっしゃると思いますが、純正フレームでは装着することができない大きさとなっています。タンク下のフレームを長くするような改造がされていないと取付はできないです。こちらのチョッパーはネック位置が高くなっていたりなど、純正フレームがベースではありますが改造フレームとなっています。それでも、ギリギリのスペースでマウントすることになります！
ウエストコーストチョッパーズ（WCC）は、1992年にカリフォルニア州ロングビーチで創設された、伝説的なカスタムバイクブランドです。創設者であるジェシー・ジェームズ（Jesse James）氏は、元々溶接工であり、映画の特殊効果業界でも活動していた経歴の持ち主。その技術と美意識を活かして、アートとも呼べるバイクを次々と生み出してきました。WCCは単なるバイクショップではなく、「ライフスタイル」を提案するブランドとして、多くのバイクファン、アーティスト、セレブリティから愛され続けてきました。

このロゴに見覚えがある方は多いはずです。
当時はバイクを好きではない方でも知っていた方がいた時代でした。

ところが、2000年代後半、経営方針や法律的な問題、メディアのプレッシャーなどにより、WCCは一時的に製造活動を停止しました。しかし、その間も世界中に根強いファンが存在し、WCCのパーツやアパレルは高値で取引され続けました。今現在では、公式にブランド活動が部分的に再開されており、アパレルや一部パーツはオンラインで購入可能となっています。

2009年の時にお店に行った時の画像が少しだけ残っていました。右のstyleは当時大人気となり日本でも類似するカスタムstyleが多く見られました。左はオオガキ好みなチョッパー。