サイドスタンドを移設してカスタムをワイド化♪

こんばんわオオガキです！

冬の真っ最中であるこの頃に多い御相談は「エンジンが始動できない」なのですが、そんなときには普段よりも多くガソリンをエンジンに送り込んであげると少しでもかかりやすい状況が作れると思います。SUキャブレターの場合は、夏場よりもティクラーを押す回数を1.5倍～2倍くらい増やす。S&S製Eや純正CVなどの加速ポンプが付いているキャブの場合は、夏場よりも1.5~2倍スロットルを回す。そんな感じで通常よりも多めにガソリンを出してあげます。これはキックスタートでもセルスタートでも同じことです。温度が低いとガソリンは気化しにくく燃焼しにくい状況となってしまいます。ガレージがある方なら始動する前に暖房器具を使って室温を上げて上げられれば、とてもかかりやすくなります。セルスタート車の場合は、バッテリーも温度が低い場合本来の性能が出にくくなってしまいます。その結果スターターモーターの回転力も弱くなってしまうのです。エンジンオイルもやわらかい粘度のオイルにしてあげることでピストンの往復運動のストレスを減らすことができてキックスタートはしやすくなります。ショベルやパンなどの旧車でも20w-50などのマルチグレードオイルを使ってみるとイイです。体感で変化があるくらい違いを感じる方もいらっしゃるくらいですので、意外と簡単にできる対策かもしれません。

ではでは本日の工場を覗いてみましょう♪

地味なポイントかもしれませんが、サイドスタンドに目を向けてみてください。ハーレーの多くのモデルではプライマリー前方にサイドスタンドが存在します。こちらのカスタムバイクはサイドスタンド位置をミッション後方まで移設してみました。

折りたたんだ状況はこのような感じ。そもそも長さの短いサイドスタンドなので存在感は少なめですが、この位置にするとベルトに干渉するリスクも無くて機能的なメリットもあります。

根元のパーツをフレームに溶接しちゃいますので、とにかくシンプルに仕上がります。フットコントロール周辺のカスタムを自由にするために今回はこのようなカスタムをしました。

こちらは車検にてお預かりしておりますパングースボバー様です。前後が細身のシルエットでボバーという雰囲気よりもレーシーに仕上がっています。タンクやフェンダーは無塗装で鉄地がまたイイ感じです。

ハンドルはかなり狭く一般的には取り扱いしにくい姿ですが、オーナー様にとってはそんなことは関係なくガンガン長距離ツーリングを楽しんでいらっしゃいます。

マフラーのからみつき具合はまるで知恵の輪のようですが、もちろんワンオフ作品のため、同じご注文を頂いても全く同じように作ることは困難です。なぜなら、その時の感覚で製作しているからです。

デジタルメーターのバグを少しでも減らしたいため、プラグコードは高性能の仕様に変更いたしました。ポイント点火もフルトラにしたいところですが、パンヘッドなのでそれも簡単なことではありません。

今回はメーターセンサーを強化してみることにしました。モトガジェット製の従来のセンサーよりも太く強い構造ですので期待したいと思っております。その為、取付は改造せざるを得ません。

右の5ﾐﾘtypeが標準、左は8ﾐﾘtypeで強化版。当店では初めて使うので、どれくらい期待できるモノなのかは、やってみないとわからない状況です。

先日ご紹介させて頂きましたカスタムペイントを車体に取付しましたので、早速いつもの裏庭で撮影いたしました。カスタムペイントに力を入れているだけでなく、パンヘッドエンジンですがセルスターターも搭載して、利便性も向上させています。

前後１９インチホイールをセットアップしスリムなブースボバーstyleに。真鍮パーツはほどよく全体に取り付けましてきらびやかに仕上げました。フロントはドラムブレーキで、リアはディスクブレーキにし、見た目のオールド感を持ちながら乗りやすさも少し考慮したカスタムバイクです！