公開日: 2025/06/23
オーバーホール時のご提案!外観も美しくリフレッシュ♪
こんばんわオオガキです。
修理やメンテナンスついでに、ご提案したいことの一種をお話ししたいと思います。
エンジンを分解修理(いわゆるオーバーホール)する際、機能面のリフレッシュはもちろんのこと、ぜひご検討いただきたいのが「外観の美化」です。普段はなかなか手が届かないエンジンの奥深くまで分解するタイミングこそ、見た目を整える絶好のチャンス。エンジンが車体に組み込まれている状態では難しい作業も、このタイミングであればしっかりと施工できます。
アルミ素材の地肌を活かす または 塗装で引き締める?ショベルヘッドのエンジンでは、アルミ製パーツ(クランクケースやヘッド、ロッカーカバーなど)は通常、無塗装の地肌のままです。一方、スチール製パーツには黒塗装が施されており、材質によって外観の印象も異なります。今回はその特徴を活かして、エンジン全体をウェットブラスト処理でしっかりと洗浄・美装し、さらに選択的に半艶ブラックで塗装することで、パーツ同士の質感のコントラストを演出しました。
ウェットブラストとは、水と微粒子を混ぜて高圧で吹き付けることで、サビや汚れ、酸化被膜を除去しながら素材表面をなめらかに仕上げる加工です。今回はクランクケースやヘッドを中心に、長年の油汚れやくすみを落とし、新品のような明るいアルミ色がよみがえりました。
半艶ブラック塗装で引き締まった印象にウェットブラスト後、スチール製の部分や一部のアルミパーツに半艶ブラックの耐熱塗装を施しました。これにより、アルミの地肌の輝きがより際立ち、全体の印象が引き締まって見える仕上がりとなっています。見た目の美しさはもちろんですが、塗装による腐食の防止や清掃のしやすさといった実用面でのメリットもあります。
ウェットブラストや再塗装は安い加工とは言えませんが、見た目の変化は見ているだけでも満足感の高いカスタムとなると思います♪
クランクは分解してベアリングなどを点検しながら再組立。芯出しをしてスムーズに回転してくれるように期待します。
カムシャフト周りのギヤ関係の点検をして、元々の部品を使用するか?あるいは部品交換をします。
年式は1970年ですが内部の部品達が必ずこの年式と一致しているわけではありません。クランクを交換することは簡単ではありませんので、クランクに合わせてアレコレの部品を確認して合わせながら組立を進めます。これが間違い探しみたいで、なかなか難しいんです。。。
こちらの車体に搭載するためのエンジンです。仮組み工程とは違って各部に色が入ると全然印象が違います。長い間塗装をしていなかったため、サビてしまった部分はサンドブラストにてサビをゼロに。そして、パウダーコートにてシッカリと塗装させて頂いております。
ワンオフで用意する真鍮部品を、これからアチコチにハメ込んでいき、全体を華やかに仕上げてまいります!
遠藤自動車サービス
遠藤自動車サービスは創業1974年。常連様から初めてのお客様まで、接客態度に変化なし!当たり前のことを当たり前にする、ハーレーダビッドソン専門店です。店内には常時約100台のカスタムハーレーを販売しております。
当店ではヴィンテージカスタムハーレーを中心に取り扱っております。お好みの車両が見つからない場合はゼロからお作りするプランもございます。初めての方はカスタムハーレーについて分からないことが多くあると思いますが、どんな些細なことでもお気軽にご相談下さい。現車を目の前にゆっくりとお話頂き、お客様の疑問を一緒に解決させて頂けましたらまことに幸いなことです。
ご契約から納車、その後のアフターサポートまで可能な限り全国対応させていただいております!突然の故障やメンテナンス等の不安も無料技術サポートをご利用いただけますので、お気軽にご相談ください。
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