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ハーフカウル装備で防風効果、バツグン。ツーリング主体なら、外せない存在「GSR250S」

マッシブなデザインで独特な存在感を放つ「B-KING(1340cc)」をイメージさせる250ccモデル「GSR250」が発売された翌年、ハーフカウル装備の「GSR250S」が発売された。基本的なデザインである、異形ヘッドライト、ボリューム感のある燃料タンクとタンクカバー、タンクからリアカウルにかけて跳ね上がるようなウェッジシェイプという造形は変わらず、GSR250の小型でシャープなヘッドライトカウルがハーフカウルに置き換わっている。

スクリーンを見れば分かるが、かなり立っているので防風効果は高い。特に高速道路を巡航している時の恩恵が大きく、風の影響を受けにくいので心穏やかに走ることができる。おかげで疲労度も少なく、快適そのもの。街乗りから高速を使ったツーリングまで、なんでも器用にこなすGSR250だが、よりツーリング向きになったのが、このGSR250Sだと言えよう。また、快適さを生み出す秘密はハーフカウルだけではない。ハンドルの位置も変更を受けている。GSR250に比べ、約48mm高く、約66mm手前にセットされているので、乗車姿勢が一層アップライトなものとなり、姿勢を維持する負担が軽減されるとともに車両の操作感も向上している。

ロングストロークの2気筒エンジンはほどよいパワーで、大排気量マシンのような圧倒的な加速感はさすがに得られないものの、スムーズかつトルキーな走りを見せる。既に生産終了となっているモデルだが、バイクに乗る目的の主体がツーリングという人なら、このGSR250Sは候補から外せない1台だ。